■金融商品 進む多様化
金融商品の多様化が加速してきた。大阪証券取引所は17日、金価格に連動した新たな投資信託を上場すると発表。東京工業品取引所は同日から、小口の取引が可能な「金ミニ取引」を始めた。個人の金融資産の運用手段が広がる一方で、政府が進めている商品多様化による日本の金融市場の魅力向上にも弾みがつきそうだ。
大阪証券取引所が新たに上場するのは、金価格に連動するETF(指数連動型上場投資信託)。海外の主要市場では広く取引されているが、国内では初めてとなる。上場日は8月10日で、野村アセットマネジメントが設定する。
ETFは、日経平均株価などの指数に連動して価格が変動する投信。通常の株式と同様に市場で売買できる。
国内では法律上、金などのものを裏付けにした投信は上場できないため、金価格に連動する債券(金価格リンク債)を組み込むことで上場できるようにした。
ロンドン渡しの金価格を為替レートで換算した1グラム単位の円表示価格を指数として取引する。
最低売買単位は10口(10グラム)で、現在の相場だと約2万6600円となる。
東京証券取引所もETFの上場を検討しており、海外と同様に金の現物と交換できるものを目指している。
大証の米田道生社長は「今後もさまざまなETFのほか、魅力的な投資ツールを提供することによって、特色ある市場を作っていく」と述べ、商品の多様化をさらに進める考えを強調した。
〜FujiSankei Business i. 2007/7/18 より〜